最終確認 2026年7月14日 · 約15分で読めます
結論
中国の電話番号(+86)は中国のSIMカードに付くもので、データ専用の旅行用eSIMには付きません。まずモバイルデータを用意してください。アプリに+86の番号や中国のSMS認証コードを求められたら、下のSIMの選択肢を読んでください。無料SIMのキャンペーンはおまけと考え、到着の計画には入れないでください。
- モバイルデータが必要?: ネットにつなぐ方法はリンク先のeSIMガイドにあります。データ専用プランには+86の番号は付きません。
- +86の認証コードを求められた?: 下の空港と携帯ショップでのSIMの買い方を読んでください。プランに中国の番号とSMSが含まれているか確認しましょう。
- 買う前に: パスポートを持参し、買うSIMに自分のスマホが対応しているか確認してください。
- 無料SIMの話: キャリアにいまのキャンペーンを聞いてみるのはいいですが、SIMは買うつもりでいてください。
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中国の電話番号付きSIMとは、+86で始まる携帯番号が付いた中国のSIMカードのことです。旅行用eSIMではこの番号は手に入りません。私たちが再確認したAiralo、Holafly、Nomadの中国向けプランは、どれもデータ専用でした。短い旅行なら+86の番号がなくても乗り切れます。ただ滞在が長くなると、アプリが中国のSMS認証コードを求めてくるようになります。このガイドはそこを片付けるためのものです。
モバイルデータがまだなら、それは別の問題で、eSIMのガイドにまとめています。このページで扱うのは中国の電話番号(+86)だけです。
中国の電話番号(+86)は本当に必要?
初日はたぶんいりません。でも3日目には、あればよかったと思うはずです。
日本の携帯番号のままで使えるものと、中国の番号を求められるものを、正直に分けるとこうなります。
中国の電話番号がなくても使えるもの
- アリペイ(Alipay):海外の番号で登録から支払いまでできる
- 高徳地図(Amap):ナビは問題なく使える
- DiDi:配車は海外の番号でほぼ使える
- VPN経由のGoogleマップ:予備のナビとして
- WeChatのメッセージ:基本的なチャットはできる
- ホテルのチェックイン:パスポートだけで足りる
- Trip.comでの列車の切符:中国の番号は不要
中国の電話番号があるとずっと楽になるもの
- 美団(Meituan)(フードデリバリー):単体アプリは+86の認証を求めてくることが多い。アリペイかWeChatのミニプログラムが回避策
- 大衆点評(Dianping)(レストランの口コミ・予約):見るだけなら使えるが、口コミ投稿、順番待ち、一部のクーポンでアカウント認証の妙な壁に当たることがある
- シェアサイクルのアプリ(Hellobike、美団単車):デポジットと解錠に+86が必要
- 12306(中国鉄道の公式予約):SMS認証に中国の番号が必要
- WeChat Payのフル機能:銀行カードの紐付けや一部の送金に+86が必要
- ロボタクシー:PonyPilot+の登録は中国の番号があるとずっとスムーズ
- 一部の地下鉄アプリ:都市ごとの交通アプリで、QR乗車券に+86を求められることがある
- ラッキンコーヒー(Luckin Coffee)のアプリ:事前注文には中国の番号が必要(店頭でQRを読めば注文はできる)
まとめると:1〜2日の滞在で観光の基本だけなら、なくて大丈夫です。3日以上いて、フードデリバリー、シェアサイクル、ロボタクシーなど外国人向けアプリ以外も使いたいなら、SIMを買いましょう。+86の番号が開通したら、番号が必要なアプリを入れてください。美団も大衆点評もシェアサイクルも、番号が中国のものになれば素直に動きます。
方法1:空港で中国のSIMカードを購入する(いちばん簡単)
大きな空港ならたいてい、到着ロビーにSIMカウンターがあります。深圳(深セン)宝安国際空港にもありますし、北京、上海、広州も同じです。
ここで買えるのが、探している電話番号付きの中国のSIMカードです。データ専用プランではなく、音声通話とSMSが使える本物の+86回線です。それでも、払う前に選んだパッケージにSMSが含まれているかは確認してください。
空港での流れ:
- 店員は外国人の対応に慣れていて、手続きは10〜15分
- パスポートは必須(中国ではすべてのSIMカードに実名登録が必要)
- 市内の店より高いが、携帯ショップを探す手間が省ける
空港での料金の目安(2026年):
| キャリア | データ+通話 | 期間 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 中国移動 | 20GB+80分 | 30日 | 150元(約20ドル) |
| 中国移動 | 30GB+200分 | 30日 | 200元(約27ドル) |
| 中国聯通 | 40GB+500分 | 30日 | 250元(約34ドル) |
| 中国電信 | 30GB+500分 | 30日 | 300元(約41ドル) |
| 中国聯通 | 100GB+700分 | 60日 | 500元(約68ドル) |
旅行者向けのSIMカードはどれも5G対応で、テザリングもできます。ただし、空港のカウンターで国内向けeSIMを開通してもらえるとは考えないでください。正式な手順では、対応する中国本土向けモデルのスマホと、キャリアの店頭での本人確認が必要です。物理SIMがいまも無難な選択です。
支払い:現金(人民元)か、すでに設定済みならアリペイかWeChat Pay。海外のカードが使えるカウンターもあります。念のため現金も持っておきましょう。
方法2:中国移動の無料SIMを聞いてみる(ただし当てにしない)

写真:Nnao KAIMUE MAUDN, Wikimedia Commons、CC0
2025年後半、観光地にある大型の中国移動の店で外国人旅行者が無料のSIMカードをもらえた、という報告が複数ありました。私は2026年6月に確認し直しましたが、このキャンペーンを約束する中国移動の公式ページは見つけられませんでした。なので「すでに店にいるなら丁寧に聞いてみる」程度の話で、「到着の計画をこれ前提で組む」ものではありません。
報告されている内容:
- パスポート1冊につき最大4枚
- 1枚あたり10GBのデータ(4枚全部なら合計40GB)
- 本物の中国の電話番号(+86)
- 4G/5Gをフルスピードで
どこで聞くか:
- 大型の中国移動の直営店(小さな売店や空港のカウンターではない)
- 大都市の観光エリアにある、大きな中国移動の旗艦店
- 「旅行者向けキャンペーン」と具体的に伝えるか、この中国語を見せる:境外来华人员免费SIM卡
必要なもの:
- パスポート(実名登録のため)
- 外国人旅行者であること(パスポートの国籍を確認される)
注意点:
- 中国移動のウェブサイトでは公式に告知されておらず、あるかどうかは店と都市しだい
- 店員が知らないこともある。店長か若い店員に聞いてみる
- カードは中国国内でしか使えない
- 全店が対応しているわけではなく、2〜3軒回ることになるかもしれない
私たちの考え: もらえたらラッキーです。無料の+86番号に10GBのデータが付くなら、有料の旅行者向けSIMのどれよりもお得です。でも当てにはしないでください。空港のカウンターか、店頭の有料プランを本命の予備にしておきましょう。
方法3:市内の携帯ショップで+86番号付きSIMを現地購入する
中国移動、中国聯通、中国電信のどの店でも、プリペイドSIMカードを買えます。深圳には何十軒もあります。
手続きの流れ:
- パスポートを持って店に入る
- プリペイドSIMカードがほしいと伝える(预付费手机卡 — yù fù fèi shǒu jī kǎ)
- プランを選ぶ(店員が選択肢を見せてくれる)
- パスポートをスキャンし、パスポートを持ったあなたの写真を撮る
- 実名登録(パスポート)がその場で完了する
- 数分でSIMが開通する
市内の店の料金は空港より安く、30日間の旅行者向けパッケージで100〜200元ほどです。
難しいところ: 街なかの店の店員は、英語をほとんど話せないことが多いです。スマホの翻訳アプリを使うか、これを見せてください。
我是外国游客,想买一张预付费手机卡,带流量和中国手机号。请问有什么套餐? (外国人旅行者です。データ通信と中国の電話番号が付いたプリペイドSIMカードを買いたいです。どんなプランがありますか?)
中国移動、中国聯通、中国電信のどのSIMにする?
- 中国聯通(チャイナユニコム)のSIM:英語のサポートがいちばん充実していて、対応するスマホの幅も広い。iPhoneにも向いている
- 中国移動(チャイナモバイル)のSIM:通信網がいちばん大きく、地方でもよくつながる(深圳の外に出るなら大事)
- 中国電信(チャイナテレコム)のSIM:深圳を含む華南に強い。ただしCDMA網のせいで、一部の海外のスマホとは相性が悪いことがある
深圳を訪れるほとんどの人には、中国聯通か中国移動がおすすめです。どちらも市内では問題なく使えます。
電話番号付きの中国eSIM:2026年のキャリアの例外(たぶんあなたのスマホは対象外)
中国の3大キャリアは、いまはスマホ向けのeSIMも提供しています。これは通話、SMS、データ、+86の番号がそろった本物の現地回線で、データ専用の旅行用プランではありません。
問題はスマホです。Appleが現在案内している中国本土キャリアのプロファイルに対応する機種は、中国本土向けのiPhone Air(A3518)とiPhone 17e(A3635)だけです。海外で買ったものを含め、それ以外のiPhoneにはインストールできません。開通もキャリアの店頭で、身分証かパスポートを見せて行います。
つまり、電話番号付きの中国eSIMは存在します。でも、多くの旅行者が探しているような近道ではありません。対応する中国本土向けモデルのスマホを持っていないなら、物理SIMを買って次に進みましょう。
方法4:中国で電話番号なしで乗り切る(代わりの手段)
手間に見合わないと思ったら、中国の番号が「必要」とされるアプリにはこんな回避策があります。
美団のフードデリバリー:まずミニプログラムを試してください。アリペイかWeChatの中で「美团外卖」と検索します。単体アプリほどスムーズではありませんが、アカウント登録の壁をまるごと避けられることが多いです。画面は中国語なので、スクリーンショットを翻訳して使い、住所はホテルの人に入力してもらいましょう。
大衆点評のレストランの口コミ:大衆点評のウェブサイトかWeChatのミニプログラムで、店の写真と評価を見られます。中国の番号がないと予約はできませんが、評価と写真を見て、ふらっと入る店を決めるには十分です。
シェアサイクル:アリペイのミニプログラムから美団単車を使います。都市によっては、アプリのアカウントを別に作らなくてもアリペイで解錠できます。
列車の切符:12306の代わりにTrip.comを使います。手数料は少し高め(1枚あたり約10〜20元の上乗せ)ですが、中国の電話番号はいりません。
ラッキンコーヒー:店に入って、カウンターのQRコードを読み取って注文します。アプリのアカウントは不要です。
パターン:アリペイのミニプログラムを使えば、中国の番号が必要な場面の多くを回避できます。海外の番号でアリペイを設定してあれば、意外なほど多くのサービスにそこから入れます。
デュアルSIMの使い方(3日以上の滞在におすすめ)
スマホがデュアルSIMに対応していれば(最近のスマホはほとんど対応しています)、両方のいいとこ取りができるこの設定がおすすめです。
SIMスロット1(またはeSIM): 旅行用eSIM(Airalo、Holafly)。データ通信を担当し、グレートファイアウォールを越えて、Google、WhatsApp、Instagramを使える状態に保つ
SIMスロット2(物理SIM): 中国のSIMカード。中国のアプリ登録に使う+86の番号と、中国の回線での予備のデータ通信
スマホの設定:
- eSIMをメインのデータ通信に設定する
- 中国のSIMを通話とSMS用に設定する
- 中国の番号で認証するときだけ、SMSを受け取るために中国のSIMに切り替える
こうすれば、eSIMで制限のないネットと、現地SIMで中国の番号の両方が手に入り、どちらかを選ぶ必要がなくなります。
データ用のスロットには、KlookのChina eSIMもAiraloと比べる候補になります。ただし現地SIMの代わりにはなりません。2026年10月10日に確認したパッケージはデータ専用で、+86の認証SMSは受け取れません。日数は台湾時間で数えるので、夜遅くに開通する前に、届いたバウチャーを読んでください。また、パッケージとページの概要で返金の条件が食い違っていました。使わなかった購入分が自動で返金されるとは考えないでください。
中国のSIMをチャージする方法
プリペイドの残高はいずれ尽きます。チャージの方法はこの3つです。
- アリペイ:アリペイを開いて「充值」(チャージ)と検索し、+86の番号を入力、金額(10/20/50/100元)を選んで支払う
- WeChat:WeChat Payでも同じ手順
- 携帯ショップ:店に行って番号を見せ、現金で払う
アリペイを設定済みなら、アリペイでのチャージがいちばん簡単です。30秒で終わり、残高はすぐに反映されます。
よくある質問
中国を出たあとも中国のSIMは使えますか?
使えません。旅行者向けのSIMカードは、中国国内の回線でしか動きません。出国するとSIMは休眠状態になります。あとで中国に戻ったときには解約されているかもしれないので、キャリアに確認するか、新しく買い直してください。
中国のSIMカードは自分のスマホで使えますか?
SIMロックが解除されていれば、ほぼ確実に使えます。中国は標準的なGSM/LTEの周波数帯を使っています。iPhone、Samsung Galaxy、ほとんどのAndroidで問題ありません。日本のキャリアでSIMロックがかかっているなら、出発前にキャリアに連絡して解除しておきましょう。
中国のSIMで国際電話を受けられますか?
受けられますが、追加料金がかかります。旅行者向けのプリペイドプランには通話の分数が付いていますが、海外からの着信には料金がかかることがあります。連絡はWeChatかWhatsAppでしてもらうよう伝えておきましょう。
VPNを使うときは中国のSIMをオフにしたほうがいいですか?
その必要はありません。VPNはデータ通信(eSIMかWi-Fi)の上で動きます。中国のSIMは通話とSMS用にオンのままで大丈夫です。ただ、中国のSIMでデータ通信をしながらVPNをオンにしていると、アリペイなど一部の中国のアプリがVPNを検知して不安定になることがあります。上のデュアルSIMの設定ならこれを避けられます。データはeSIM(VPNあり)、中国のSIMは通話・SMS・認証だけに使いましょう。
よくある質問
外国人でも中国の電話番号を取得できますか?
はい。パスポートを持って中国移動(チャイナモバイル)、中国聯通(チャイナユニコム)、中国電信(チャイナテレコム)の店に行けば、プリペイドSIMを買えます。中国のSIMはすべて実名登録が必要で、店員がパスポートをスキャンし、パスポートを持ったあなたの写真を撮ります。登録はその場で終わり、数分で開通します。データ専用の旅行用eSIMでは+86の番号は手に入りません。
中国のSIMカードは空港で買えますか?
買えます。深圳宝安、北京、上海、広州の空港には到着ロビーにSIMカウンターがあります。パスポートがあれば10〜15分で、30日間のパッケージが約150元(約20ドル)からです。市内の店より高めです。また、空港のカウンターで中国国内向けeSIMを開通してもらえるとは考えないでください。
中国のSIMカードはどこで購入できますか?
空港の到着ロビーのSIMカウンターか、市内の中国移動・中国聯通・中国電信の店です。深圳には店が何十軒もあり、30日間の旅行者向けパッケージは市内なら100〜200元ほど。空港より安く買えます。どちらでもパスポートが必要です。
中国のSIMでSMS認証はできますか?
できます。+86の番号が付いたSIMなら、美団(Meituan)や12306など中国のアプリのSMS認証コードを受け取れます。買う前に、選んだパッケージにSMSが含まれているか確認してください。旅行用eSIMをデータ用に使っている場合は、認証のときだけ中国のSIMに切り替えれば済みます。
深圳への観光で中国の電話番号は必要ですか?
なくても過ごせます。アリペイ(Alipay)、地図アプリ、DiDi、簡単な料理の注文は、海外の電話番号かミニプログラムでなんとかなります。ただ+86の番号があると、美団、大衆点評、シェアサイクル、ロボタクシー、WeChat Payの一部機能がずっと楽になります。3日以上滞在するなら、20分かけて手に入れる価値があります。
アリペイを使うのに中国の電話番号は必要ですか?
いいえ。アリペイの海外ユーザー向けの手順は、海外の電話番号で進められます。登録、海外カードの紐付け、支払いまで+86の番号なしでできます。WeChat Payは別で、一部の機能をフルに使うには中国の番号が必要です。
電話番号付きの中国のeSIMはありますか?
旅行用eSIMにはありません。私たちが再確認したAiralo、Holafly、Nomadの中国向けプランはどれもデータ専用で、+86の番号は付きません。中国移動・中国聯通・中国電信の国内向けeSIMなら本物の中国の番号を持てるようになりましたが、対応する中国本土向けモデルのスマホに限られ、店頭での本人確認も必要です。ほとんどの旅行者にとっては、いまも物理SIMを買うのが現実的です。
中国移動の旅行者向け無料SIMとは何ですか?
店舗ごとのキャンペーンかもしれない、くらいに考えてください。2025年後半に大型の中国移動の店で旅行者向けの無料SIMをもらえたという報告がありましたが、2026年6月の時点で、それを約束する公式ページは私には見つけられませんでした。パスポートを持って聞いてみるのはいいですが、普通のプリペイドSIMを買うつもりでいてください。
外国人にはどの中国のSIMがおすすめですか?
中国聯通は英語のサポートがいちばん充実していて、対応するスマホの幅も広めです。中国移動は通信網がいちばん大きく、特に都市の外で強いです。中国電信は華南に強いキャリアです。深圳に限れば、3社ともよくつながります。
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事実確認
2026年7月14日
内容の更新
2026年10月15日
初回公開
2026年10月15日
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